プログラムを書かずして対Bonanzaで勝率8割にする方法

インチキ全開の方法なのでここに書かないほうがいいのかどうかは知りませんが、世界コンピューター将棋選手権用で優勝を狙っている人に向けて。

まず、序盤早々に角交換します。そうしますと角換り腰掛け銀同型になる可能性が極めて高いです。

そのあと、角換り腰掛け銀の同型の局面からBonanzaと対戦を進めます。Bonanzaのほうは思考時間をいろいろ変えつつ、Bonanzaの指した手とこちらは1手10分ずつぐらいかけて指した手を定跡DBに書いていきます。10分もあればiterationは20〜25回ぐらい回るでしょう。

そうやって、Bonanzaが指しそうな手をすべて定跡DBに書きだして、詰みの局面まで定跡DBを作ってしまいます。

仮に、Bonanza7になって、この定跡DB通りに進行しないとしても、途中まではこの定跡DB通りに進行するはずで、その間、こちらはノータイム(正確には1手1秒)で指せるのに対して、Bonanzaのほうは湯水のように時間を消費します。

おそらく定跡DBから外れるまでにBonanzaのほうは半分ぐらいの時間を使い果たしており、こちらは時間をほぼ丸々残している状態になります。それもこちらは1手10分ぐらい考えた指し手なので定跡DBから外れた時点では、多くの場合こちらが有利な局面でのスタートとなります。

思考時間が倍も違うと同ソフト対決では勝率8割程度になる上に、こちらが有利な局面でスタートするですから、8割かもしくは9割ぐらい勝ち越してもおかしくありません。

なお、この方法は公開されているソフトすべてに通用します。

Bonanzaライブラリ使用(ライブラリ使用というか、プログラム無改造で、定跡ファイルの編集のみなのですが)であれば、プログラムを一行も書かずとも出場できますし、この方法で優勝できる可能性も高いです。

石にかじりついてでも勝ちたいという方はやってみてはいかがでしょうか。(会場で罵倒されたりブログが炎上したりするかも知れませんが、そのへんは自己責任で…)


くどいようですが、私は選手権に出る予定はいまのところありません。