Bonanzaには学習機能がない件

floodgateに週刊ひよこ将棋創刊号plus2(shuukan-hiyoko-146_PhenomII_6c6t)ですがまだR2456で、それほど落ちてません。そんな馬鹿な…と思って棋譜を見たらBonanzaに勝っている2つの棋譜、どちらも同じ投了図した。

Bonanza側が負けた変化を避けてこないんですね。まあそれはひよこ将棋側もいまのところ同じなのですが。

負ける→投了図から遡って1分ずつ思考させ、大きく評価値が落ちたところでの最善手を定跡DBに書きこむというのをするだけでもずいぶん違ってくると思います。

floodgateのような15分の持ち時間では1手に1分もかけられることはまず無いので、その1手に1分も思考させれば、定跡なしでその局面を考えさせるよりは断然いい指し手を指すはずですので。

最近、ボンクラーズ将棋倶楽部24で、富岡流の定跡をなぞってそのまま投了に追い込まれることが話題になっています。

このようにプロの実戦に現れず(それに似た変化は現れて、プロのなかで結論が出たので、すべてのプロはその変化を避けるため)、将棋の書籍には解説があっても棋譜としては何も残っていないので定跡DBにも載っていないということがしばしばあるようです。

人間のほうは将棋の書籍を見て勉強しているので、その変化を知っているけど、プロの棋譜から定跡DBを作っている(?)、コンピューター将棋側はそんな変化を知らないという典型的なハマりパターンです。

こういうのを学習するためには、将棋倶楽部24に投入して、自動対戦させ、負けた場合、上に書いたような数手遡って検討し、そこでの最善手を自分の定跡DBに追加するというのを繰り返すようにしてあれば、そのうちそういうハマりパターンは徐々に減っていくのではないかと思うのです。

かなり人力に頼った方法ですが、ある意味クラウドと言えるかも知れません。

そういう方法で構築した定跡DBをコンピューター将棋の開発者間で共有できるといいと思うのですが。

という妄想を垂れ流しつつ寝ることにします。おやすみなさい。

ちなみにひよこ将棋のほうもfloodgateでR2800ぐらいになったら将棋倶楽部24に参戦しようと思っています。R2800まで辿りつけるのかどうかはわかりませんが…。