モンテカルロシミュレーションのこと

やはりdraw(規定手数内に決着がつかない場合)でも評価関数は呼ぶべきではないようです。というのもdrawのときに評価関数(駒得のみ)を呼び出して駒得ならば加点していたのですが、これが案外よろしくなかったです。もう少し精緻な評価関数ではまた事情が違うと思いますが、駒得のみの評価関数では全然駄目です。(まあdrawしたときにそんな評価関数を呼びだそうって人も居ないでしょうけども)

あと、モンテカルロシミュレーションの回数が少なすぎて精度が悪かったです。これについては、モンテカルロシミュレーションで相手を詰ませた場合、探索ルートから20手以内の自分の指し手を加点するようにしました。(ひよこカルロ将棋v0.12にて)

これはコンピューター囲碁で使われているRAVEに近いものです。ただ20手以降まで加点するとノイズが入ってくるのでコンピューター将棋ではあまり探索ルートから離れた手までは加点しないほうがいいのかなぁと思っているのですが、厳密にテストをしているわけではないのであまりこの話は信用しないでください。