接待ひよこ将棋 v1.70を公開しました。

将棋の練習相手が欲しかったのです。

いくら接待将棋だからと言っても、例えば角をただで取れるのにそれを取りに来ないようなのは興ざめでしょう。

そういう露骨さなしに、少しずつ損をしながら形勢を互角か少し悪いぐらいに保つような将棋を指してくれる将棋ソフトが欲しかったので作りました。

不思議なことに自然と互角ぐらいに保ってくれます。あまりの自然さに、相手が手加減してくれていることを忘れるほどです。(言い過ぎ？)

またBonanzaのfv.binを用いているので本当の棋力自体はR2400ぐらいあると思います。(自然に悪くなる指し手を探すための余計な探索をしているので、fv.binを用いているわりには弱いです。)

つまり初心者の人からR2400の人まで幅広く対戦相手になってくれる将棋ソフトだと言えるかも知れません。

ただし詰みに関しては全く容赦しません。dfpnの詰め将棋ルーチンを載せているので31手詰めであろうが瞬時に(?)詰ませにくることもあります。とは言え、形勢自体は互角か少し悪いぐらいを保つようになっていますから、互角を維持している限りはそんな長手数の詰みがいきなり実戦で現れたりはしないと思います。

つまり、これはよくある接待にありがちなわざと負けてくれるソフトではありません。ギリギリ勝ってくれるソフトです。

また、接待とは言え、ベストの手が飛び抜けていい手の場合はそれを指すようになっています。この意味においてポカには容赦しません。しかしその後、人間側がベストを尽くせば、逆転は十分ありうるようになっています。

例によってこのブログの一番上のダウンロードのところからダウンロードできます。

感想などをコメント欄やブログのトラックバックなどでいただけると幸いです。

gpsshogi_r2622_12cがfloodgateに登場

GPS将棋の最新版が12コアマシンにてfloodgateに参戦しました。

いまのところ23連勝しており、無敗です。ちなみに、いまのところまだponanzaとは当たっていません。

「gps_lに勝ったぐらいで喜ぶなよ。あんなのは、2年前のバージョンを1コアマシンで動かしているだけだ!!本当のGPS将棋の実力を見せてやる!!」ということなのでしょうか。(←私の勝手な想像です)　その実力、とくと拝見させていただきたいです。

しかしタイミングの悪いことに、ツツカナもco-danaka-kunもオンラインではありません。ちなみに、co-danaka-kunと入れ替わるようにgpsshogi_r2622_12cがオンラインになったので、もしかしたら、同じマシンなのかも知れません。

ということは、co-danaka-kunはGPS将棋系のソフトなのでしょうか…。

接待ひよこ将棋、歩の交換値一枚分ぐらいの損をキープするようにしていたのですが、これでは人間側がなかなか勝てません。もうちょっと弱くなるように調整しますのでしばしお待ちください。

あとバグをいろいろ見つけてしまったのでその修正をしてから再公開します。

そこそこうまく“接待”が出来るようになってきたので公開します。
接待レベルは思考エンジン設定のところで設定できます。

接待というのは、わざと形勢が互角ぐらいに保つように目に見えないようなわずかな損を自然と重ねてくれるような指し回しを言います。

しかし、「互角ぐらいに保つ」場合、詰みの見逃しはしませんし、1手だけが飛び抜けて好手ならその手を指します。これは、ただで取れる角を無視などしないための対策です。ゆえに形勢が開いてくるとなかなか挽回が難しいです。

そこで接待レベル1なら「互角ぐらいに保つ」、接待レベル100なら「飛車角損ぐらいに保つ」ようにしました。

つまり、接待レベル1が一番強く、接待レベル100が一番弱いということです。
R1200(10級ぐらい?)の人でもうまくすれば接待レベル100にならば勝てると思います。接待レベル1に勝とうと思うとR2200ぐらいの棋力が必要かと思います。

是非挑戦してみてください。