ひよこカルロ将棋neo v1.01m1公開しました。

まだマルチコア対応/クラスター化は出来ていません。

3手詰め/5手詰めルーチンを書いていました。(まだbuggyなので組み込んではいません)

あと、マルチコア対応のためにプログラムを手直ししていたらいくつかバグが見つかったのでその修正&改良をしました。

たぶんひよこカルロ将棋v0.20からR50ぐらい上がっているような気がします。
これはもしかしたらR2000にギリギリ行けるかも知れません。あとでfloodgateに投入してみます。

バージョンナンバーは、また「0.01」からにしますと、「ひよこカルロ将棋v0.20とひよこカルロ将棋neo v0.15はどちらが強くて、どちらが新しいんだ?」みたいなややこしい事態になりかねないので、バージョンナンバーはこれを機に1.00から振ることにしました。

バージョンナンバーの末尾のm1はmate 1plyの意味で通常探索中に1手詰め判定ルーチンを呼び出していますよの意味です。m3とかm5とかm0とかも用意して、自己対戦の結果から、良かったものを選ぼうと思っています。

ひよこカルロ将棋neoは強くなっている?

通常探索のときに各ノードで1手詰め判定ルーチンを呼び出すほうがいいのか、3手詰めがいいのか、5手詰めがいいのか、あるいは詰将棋ルーチンは呼ばないほうがいいのかを知りたかったのですが、自己対戦ですと変な形の序盤スタートになって、あまり棋力の差が正確に反映しないのではないかと思い、ssp*1との勝率で調べようと思ったのですが、sspと30戦したところ…。


29-0-1でした。(ひよこカルロ将棋neo v.1.01m1の29勝1敗)

ここまで勝率に差がつくと、もはやsspとの勝率では正確な指針にならず、新たなスパーリングパートナーを探さなければならないという段階に来ているのかも知れません。

sspは非常に軽量(使用メモリが少なく、ファイルサイズも小さいという意味)で非常に気に入っていたのですが、早くもお別れのときが来たようです。

sspにはひよこカルロ将棋のバグをいくつも見つけてくれて本当に助かりました。軽量でありながらそこそこnpsが出ており、指し手もしっかりしているように思いました。

sspの作者様、いままで使わせていただき、ありがとうございました。

書いたコードが全くの無駄でした

いろいろ実験していて、この土日に休日返上して書いたコードが丸々無駄だということがわかりました。


私はあまりのショックで寝込みそうです。


一気に萎えました。メイド喫茶に入ったら60ぐらいのおばあちゃんメイドばかりだったときの気分です。


私の開発意欲は大幅ダウンしました。
文章を書く気力も失われました。


まあ、ひよカルのマルチコア対応とクラスター化は今週中に挑戦してみますし、ひよカルのレーティングはこのあとも毎日30ずつぐらい上げていこうと思っていますが。

ひよこカルロ将棋neoは強くなっている?

前のバージョンではあまり負けることはなかったgps500に初戦で敗退。

http://wdoor.c.u-tokyo.ac.jp/shogi/view/2011/11/08/wdoor+floodgate-900-0+hiyoko_carlo_neo_v1.01m1_1c+gps500+20111108103004.csa

どうも探索深さが深くなったせいで、序盤で駒を損/得するような変化を見つけてしまい、モンテカルロシミュレーションの結果を無視してその変化を選んで負けているようです。強くするって難しい…。


その代わり、いまのひよカルにとって、雲の上の存在であるbingo将棋(R2343)に一発入りました。

http://wdoor.c.u-tokyo.ac.jp/shogi/view/2011/11/08/wdoor+floodgate-900-0+hiyoko_carlo_neo_v1.01m1_1c+bingo+20111108120002.csa


bingo将棋が「こんなの楽勝だわ」と思い(?)、角を切って踏み込んできたところ、ぎりぎり余していたということなのでしょうか。ひよカル側にギリギリの受けや利かしの手が出てきます。たぶん20数手ぐらい読むとその手以外なくて、是が非がない受けなのでしょうけども、うまく指すもんだなぁと感心します。

ひよカル側は終盤の特定の局面に関してはR2400ぐらいの指し手が出てきているように思います。私の棋力を大きく超えているので、私にはじっくり検討しないと指し手の意味を理解できません。

pishogiが消えた日

floodgateからpishogiがいなくなりました。11月3日以降、ログインしていないようです。

私は先日、このブログにおいて「pishogiとばかり当たるのは、うんざりする」みたいなことを書きましたが、それは、
1) 適切なレーティングがつくのが遅れる
2) pishogiでは必ず勝ってしまうので開発のテストにならない
ので私にとっては問題だったのです。

しかし、普通、私のように次々と新しいバージョンをfloodgateに投入するような人のほうが珍しいはずで、1)は完全に私の都合です。また、2)も、大筋でのデバッグ作業は終わっており、いまではpishogiではテストにならないというだけで、floodgateに参戦しはじめたときはpishogiとの対戦によってバグが発覚したこともありますし、2)もまた私の都合です。

ゆえに、「pishogiとばかり当たるのは、うんざりする」と言うのは、私が私の都合によって勝手にうんざりしているだけのことでして、pshogiがfloodgateに要らない存在かというとそうではなく、やはりデバッグ要員としてはアリだと思います。

pishogiよりもう少し強いもの(sspぐらいのものとか)も居てればいいのになぁとは思いますが、pishogiが居なくなればいいかというとそうではないと思います。

もし先の私の発言を見てpishogiをログインさせてらっしゃらないのでしたら(どこのどなたかは存じませんが)、どうか私のことはお気になさらずに。私はfloodgateに初めてひよこ将棋で参戦した日、pishogiが居て助かりました。そのことだけをお伝えしておく次第です。

ひよこカルロ将棋neo v.1.01m1のレーティング

ひよこカルロ将棋v0.20からはR30〜R50ぐらいは強くなっているようですが、R2000には届きそうにありません。100局やって、おそらくR1940ぐらいで安定すると思われます。

R30でも上げるのは大変だなぁというのを実感しております。

プログラムを知らず知らずのうちに改悪してしまいR30下げるのは簡単ですが、上げるほうはすこぶる大変だなぁと。(当たり前ですが)